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市民の要求にこたえるもの

2011.11.19

三全総は、少なくともスローガンのうえでは二全総の反省にたっていた。都市計画の面でも、二全総時代の「建築の自由」、言葉をかえれば、利益優先の乱開発を許す制度だけでなく、これに歯止めをかける新しい仕組みも導入された。都市計画法が一九八〇年に改正され、「地区計画」の制度が新たに組み込まれた。これまでは、都市計画法による用途地域などによる大まかな土地利用の指定と建築基準法にもとづく敷地ごとの規制しかなかった。

[参考サイトのご紹介]
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この大小の規制のあいたで抜け落ちる一定の面積をもった地域の土地利用を決めるのが地区計画で、ドイツでは都市計画の中核となっている考え方である。都市計画法と建築基準法は、市民も市町村も建設省の一元的な方針に従うという中央集権の色彩が濃いが、地区計画は住民の発議で市町村が支援してまとめる、住民主導のかたちをとる画期的な仕組みである。これは、これまでの開発優先の犠牲にされてきた快適な住環境の確保、町並みの美しさの確保、向上といった市民の要求にこたえるものでもある。