全国不動産総合ガイド

お屋敷街があるのは20m以上の高台だった

2011.11.25

「高いところは安全で、低いところは揺れやすい」をわかりやすく示しているのは、いわゆるお屋敷街が高台に多くあること。首都圏のよく知られた場所の、海からの高さ(標高)を示した左のマップで見ると、田園調布や成城学園は40m以上ですし、海に比較的近い御殿山でも20m。それに対して、下町の浅草や深川は3m、lmと低い。実際、関東大震災のときに木造住宅の被害が大きかったのは下町エリアでした。この理由は簡単。地盤の知識がなくとも高台は住みやすかったのです。

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水害の心配はありませんし、日当たりがよく、風も通り、攻撃されにくい。それに昔も今も、高いところから見下ろすのは楽しい気分じゃありませんか。だから、人は昔から高台に住んできました。江戸の街は高台に大名の屋敷や神社仏閣があり、低地には町人、その間には旗本などの武士が住み、往時の区画は今も残っています。例えば美智子皇后様の実家があったことで知られる池田山(品川区。最寄駅は五反田)は元岡山藩池田家の下屋敷があった場所。大正末期に宅地として販売されたのですが、当時、家を建てるのはごく一部のお金持ちだけでしたから、当然、区画は豪邸が建つ大きなもの。その区画割りは時代が下るにつれ、細分化されてはいるものの、他の地域に比べれば今も広大でため息が出るほどです。以上を踏まえて、これから住む場所を選ぶなら高さ20m以上が目安。永田町が20mですから、それだけあれば大丈夫なはずです。