バスルームの中にバスタブと一緒にトイレを置くと、湯船につかりながらいつも便器を客観的に見るという、日本人にはありえないことをしていることになる。だからこれもアメリカのトイレが清潔に保たれざるをえないひとつの理由なのだと思うのだ。広いバスルームの中で、新聞や本を読んだり、音楽を聴いたり、と裸でうろうろしていると、その姿でトイレから踏み出して、動き回ることが平気になってくるものだ。アメリカ人のカップルや夫婦が、互いの前でスッポンポンで歩き回るのになんら抵抗がないのもそのせいではないかなあと思っている。
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前を隠すでもない、堂々と歩く。これは今でも僕にはできない。どうしても猫背内股になってしまう。ともあれ、トイレは寝室のそばにもってくるのがいい。よくある建て売りのように、寝室が二階にあるのに、トイレが一階にしかないなんてのは、前立腺肥大でなくても最悪である。ここで、ちょっと便利なアイデアをひとつ。便座に座って本を開く、するとそこにちょうどライトが当たるように照明を天井にセットする。これ、ほんと重宝する。本をよけるとどこを照らすか、そう自分の点検が必要になったときにもね。