市価の一割程度で計算されるので、債務に満たないことがほとんど。買い取るのは専門の買収業者であり、多くのケースで、親族がその場で買い取り、持ち主にそのまま使わせる。中には悪質な業者がいて、高い値段で買い取らせようとする。動産買い取りが行われないと、執行官は動産を別の場所(だいたいは裁判所管轄の建物)に移動し、そこで一般競売を行うことになる。これも公示されるので截判所でチェックすること。こちらは、公売とは違ってさまざまなものが競売にかかる。
西武新宿線(東村山)の中古一戸建て
JR武蔵野線(東川口)の中古一戸建て
JR山陽本線(姫路)の中古一戸建て
JR常磐線(水戸)の中古一戸建て
四街道市の中古一戸建て
毛皮や高級家具・応接セット、エアコン、OA、家電などなど。設定されている価額は市場価値の二割から五割程度。そこに上乗せすることになるが、中古でもあるため、かなり安く入手することができる。東京地裁は執行禁不動産(強制執行時に差し押さえを禁じるもの)について、広く解釈しているため、何もかも差し押さえられてしまうことはないのだが、地方の場合、まだまだ差し押さえに厳しく対処するところもあり、こうした一般生活に関係のある動産が売り山されるのは、地方に多く見られるケースである。生活に必要なものは禁止という曖昧な法規定だが、東京地裁ではエアコンやカラーテレビ、電子レンジなど(それぞれ一台)は禁止されている。また、日弁連ではさらに拡大するように意見しているので、今後は、これらの動産を入手する機会は減っていくだろう。財産価値の低いものは、公売や競売の動産を買うよりもむしろ、電車の忘れ物や質屋のバーゲンになるのかもしれない。