東京以外の地方の話もすると、仙台や札幌の中心市街地なら10%以上、福岡なら8%前後というのが、現在のところ標準的な期待利回りだろう。東京に限れば、マンションの収益還元価格を算定する場合は、こんな公式を使って期待利回りを導くといいだろう。キャップレート(期待利回り)=5%(基本レート)±2%(リスクプレミアム)この±2%とは、港区などで将来性がありそうな物件(たとえば、キャピタルゲインか得られそうなど……)なら、マイナス2%に。
埼玉県 - さいたま市の新築一戸建て
堺市東区の新築一戸建て
大阪市此花区の新築一戸建て
寝屋川市の新築一戸建て
和泉市の新築一戸建て
逆に、ニュータウンなどの将来性に疑問がある物件ならプラス2にする。要するに、3%から7%まで、幅があるということになる。またネット(実質)の利回りで考えたい。こうして年間賃料を期待利回りで割った値が、その物件の、収益還元法から導かれた適正価格ということになる。たとえば建物の品質や長期耐久性に問題がなく、月の賃料が17万円の物件が板橋区の成増にあったとする。この場合、年間の賃料収入は17万円×12で204万円。ここから経費を15%差し引いて、173万円が実際の賃料収入とする。一方、成増における資産の将来価値は★2つなので、期待利回りは7%(甘く見れば6%)とする。すると、173万円÷0.07=2471万円が適正価格というわけだ。